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矯正歯科

矯正治療の目的とは?

歯並びを気にする女性

歯ががたがたしていて気になる、噛み合わせが悪く顎が疲れるなどのお悩みはありませんか?
歯並び噛み合わせに対しては、歯科矯が有効です。
矯正にはさまざまな種類があります。
矯正は、昔は子供のものとされていましたが、最近ではマウスピース矯正などの登場によって、大人の間でも歯科矯正が広がっています。

また、矯正治療は見た目の問題だけを解決するものではありません。
きれいな歯列でしっかり噛める状態にしておくことで、その歯を長く使うことができ、人生を通じて健康的な毎日を送ることができます。
当院では、患者様の全身の健康や、生活の質の向上を見据えた矯正治療をご提供しています。

こちらのページでは、歯科矯正の内容についてご紹介しています。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 噛み合わせが悪く、悩んでいる
  • 子供の歯並びが気になる
  • マウスピース矯正に興味がある
  • 気軽に治せる矯正治療がしたい
  • 矯正治療にかかる費用が知りたい
  • 矯正の種類が知りたい

矯正歯科について

矯正治療では、歯並びや噛み合わせを治し、きれいにする治療をおこないます。
歯が不揃いだったり、上下が上手く噛み合わない状態を不正咬合といいますが、これを放置しておくと、食べ物がよくかめない、発音が不明瞭、虫歯になりやすい、歯周病になりやすいなどの問題がでてきます。
また、不正咬合を治すことで、あごや口元の見た目のコンプレックスも解消することも大切です。

矯正歯科とは?

子どもの矯正

歯科矯正は子供から大人まで受けることができます。
しかし、それぞれの顎の骨の違いから、治療方法にもいくつかの違いがあります。

●子供の矯正

・Ⅰ期治療

子供の矯正では、顎の骨の成長を利用した矯正をおこなうことができます。
人の顎の成長は12歳頃までにピークを迎え、その後はだんだん緩やかになっていきます。
この12歳までの学童期の間に顎の骨を広げる処置などをおこなうと、その後抜歯の必要がなくなりやすいといわれています。
この時期におこなう矯正のことをⅠ期矯正といいます。

・Ⅱ期治療

顎の骨の成長のピークが終わった後は、歯をきれいに並べる処置に移行します。
これは成人の矯正と同じです。
マウスピース矯正ワイヤー矯正をおこない、主に歯列の横の並びを整えます。
もしⅠ期治療の際に歯がきれいに並べきらなくても、顎のスペースを広げておくことで歯を削る量が少なくて済むという可能性もあります。

●大人の矯正

大人の矯正は顎の矯正をともなわないため、大人になってからの通常の矯正治療で対応できるのは、主に歯の並びに対するものとなります。
もし顎自体が出ているのが気になるという方は、外科的な矯正治療をおこなう必要があります。

・マウスピース矯正

大人の矯正で近年人気なのがマウスピースによる矯正です。
マウスピース矯正では、透明なマウスピース型の装置を装着し、段階に応じて交換を繰り返しながら歯並びを整える矯正方法です。
ワイヤー矯正と比べ、目立ちにくいことが最大のメリットといえます。

・ワイヤー矯正

古くからある方法がワイヤー矯正です。
ブラケットという金属を歯に接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かしていく矯正方法です。
最近では目立ちにくい審美ブラケットを使用する症例も増えています。

矯正のタイミングについて

矯正器具をはめる女の子

●子供の矯正

子供の矯正治療は永久歯萌出が始まる7~8歳頃から始めるのがおすすめです。
もっと年齢が幼い時におこなう矯正方法もありますが、永久歯放出が始まってからの方がより具体的に治療計画を立てることができます。

●大人の矯正

大人の方は、その方が矯正を受けたいと思ったときがタイミングです。
ワイヤー矯正しかなかった頃には、ワイヤーをつける審美的デメリットが大きいため、ほんの少しの歯並びの悪さだと矯正に踏み出せない方も多くいらっしゃいました。
マウスピース矯正を選択いただけば、仕事中に付けていても気付かれにくいため、少しだけ気になっている前歯を治したいというように、気軽に矯正を始められます。

矯正歯科のメリット

歯並びの綺麗な女性

●見た目の印象改善

矯正を希望して歯科医院にいらっしゃる患者様に、見た目のコンプレックスを解消したいという方は多いです。
歯はとても目につきやすい場所にあることから、たとえ周りの方は気にならなくても、ご本人にとっては大きな悩みとなっているケースも考えられます。
見た目のコンプレックスを解消できるのは矯正歯科の大きなメリットです。

●虫歯や歯周病の予防

不正咬合の方は、歯ブラシが平均的に行き渡らず、虫歯や歯周病になりやすい傾向にあります。
強い叢生などは、歯科医院でもクリーニングすることが難しいケースがあります。
きれいな歯並びだと、清掃が比較的容易になりやすいです。

●顎関節症の予防

片方だけの歯で噛んでいる組み合わせや、一部の歯が強く当たっている噛み合わせは、顎関節に負担をかけます。
きれいな歯並びになり、全体の歯がバランスよく当たるようになると、左右の顎を均等に使えるようになり、顎関節の負担を減らすことができます。

●発音や咀嚼機能の改善

一部の不正咬合では、「さ行」がいいにくいなどの特徴があります。
また、前歯があいているような噛み合わせでは、食べ物を上手く噛み切れず、胃腸に負担をかけるケースもあります。
これらが解消することにより、発音や咀嚼機能の改善につながります。

矯正で改善が見込める症状

年齢による適応の違い

歯を診てもらう女の子

●子供の場合

・顎の成長に合わせて治療が可能

顎の順調に合わせて矯正が可能なため、お子様の場合はほとんど全ての歯列が通常の矯正治療の適応となります。
出っ歯反対咬合すきっ歯叢生過蓋咬合オープンバイトなど、顎の骨の成長をコントロールすることによって治療が可能です。
また顎の成長コントロールする矯正と一緒に、歯の横の並びを整える治療もおこないます。

●大人の場合

・歯列のみの矯正が可能

大人の場合は歯の並びの不正であれば矯正が可能です。
歯性の出っ歯すきっ歯叢生反対咬合オープンバイトなどが治療の対象となります。

・骨格性のものは外科処置

骨格性の出っ歯、反対咬合、過蓋咬合やオープンバイトなどに関しては、大人の方は外科処置の適応となることも少なくありません。
しかし、あくまでそれぞれ患者様のケースに合わせて可能か判断されます。

歯並び

噛み合わせ

さわだデンタルクリニックの
矯正歯科

さわだデンタルクリニックの矯正歯科では、お子様から大人の方までそれぞれの悩みに寄り添った矯正治療をおこなっています。
患者様の口腔で同じものは1つとしてなく、お悩みも同じものは1つとしてありません。
それぞれのお悩みに寄り添い、きれいな歯並びを目指します。

治療のポリシー

●笑顔と機能を取り戻す治療法

歯は骨の中に硬く埋まっていると考えている人が多いようですが、実は歯は、一生を通じていつも動いているのです。
矯正歯科治療は、私たちの身体が本来持っているこの性質を最大限に利用して、骨や歯を削る事なく、自然な状態に並び変える医療です。

当院では、患者様の「この歯がもっとこうなったらいいのに」という希望を叶え、すばらしい笑顔と機能を取り戻せるようなお手伝いをしたいと考えています。

治療内容

●大人の矯正

・ワイヤー矯正

古くからある矯正方法です。
歯の上にブラケットという金属を装着し、その上にワイヤー通して力かけることによって歯を動かします。
ブラケットやワイヤーは、金属でできているものが多く、矯正中の見た目の問題を引き起こしがちでした。
しかし、最近では舌の方からブラケットをつける矯正方法や、セラミックでできた白いブラケットなど、見た目に配慮したワイヤー矯正も生まれています。

また、マウスピース矯正に比べて対応できる症例が多く、難しい症例はワイヤー矯正の適応となるケースも少なくありません。

・マウスピース矯正

近年登場し、矯正を一般に広げる要因となったのがこのマウスピース矯正です。
マウスピース矯正は歯の上にアタッチメントという歯と同じ色の突起つけて、その上からマウスピースで力をかけることによって歯を動かします
ワイヤー矯正の調整が平均月に1回程度なのに対し、マウスピース矯正のマウスピースは7~10日に1枚付け替えます。
このため一度にかかる力の量が小さく、痛みが出にくいというメリットもあります。

しかし、マウスピース矯正は、歯体移動という歯を平行に移動する方法を取っているため、強く捻転している歯や、多くの抜歯を伴う矯正は適応外となる可能性もあります。

●子供の矯正

お子様のⅠ期矯正には、拡大床急速拡大装置など、顎の大きさを変える矯正方法が選択されます。
また、筋肉を鍛えるような矯正装置もあります。
それらの装置を使用するのと同時に、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を併用するケースも考えられます。
現在は子供の矯正にも見た目の良いマウスピース矯正が適応されるようになり、学校に行くときに見た目が気になるという悩みも改善されはじめています。

 

矯正歯科の注意点・リスク

●痛みが出ることがある

矯正は、歯根膜という歯と歯槽骨の間にある膜に力をかけ、その吸収と増生の力を利用して歯を動かします。
この歯根膜が押されると歯槽骨が吸収し、引っ張られると歯槽骨が増生するという特徴があるためです。
しかし、歯に力をかけるため痛みが出ることがあります。

また、矯正中は歯が強く動揺することから抜けてしまうのではないかと心配する方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合そのような負担はないためご安心ください。

●可撤式の装置は装着時間を守る

マウスピース矯正などの可撤式の装置は、ご自分の取り外しができるためつけ忘れなどのリスクがあります。
可撤式の装置はご自分でしっかりと管理し、装着時間を守れるようにしましょう。

●虫歯や歯周病のリスクが高まる

ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、歯の上にブラケットやアタッチメントがついているため、その周辺はどうしても歯ブラシがしにくい状態になります。
虫歯や歯周病のリスクが高まるためきちんとブラッシングをおこないましょう。

●保定期間をきちんと過ごす

矯正治療では、歯が理想の位置に動いても、しばらくの間周りの骨は柔らかい状態となります。
歯がしっかりと歯槽骨に固定されるまでの間は保定期間と呼ばれ、矯正期間と同じだけ必要とされています。
歯の後戻りを防止するためにも保定期間をしっかりと過ごしましょう。

●大人は歯根吸収が起こりやすい方も

大人の方は子供よりも、歯槽骨の増生が緩やかです。
また、大人は子供よりも歯周病にかかっている方の割合が多くなります。
それらの理由から、大人は特に歯槽骨の吸収が起こりやすいため注意が必要です。
また歯周病のある方は、治療が終わってから矯正治療に入ることになります。


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料金表

料金表

初回相談 無料
相談(2回目以降) 3,300
検査・診断料 38,500
マウスピース矯正 440,000
880,000
メタルワイヤー 770,000
セラミックワイヤー 880,000

治療の流れ

01

相談

当院では、矯正治療をご希望の方に、初回無料相談の場を設けています。
まず矯正がどのようなものか知りたい方は、初回無料相談をお申し込みください。

02

カウンセリング

矯正治療がどのようなものか大まかにご説明した後は、個別のカウンセリングに移ります。
どのような歯並びにしたいか、どのような不安があるかなどお聞かせください。

03

検査

レントゲンの撮影、口腔内写真の撮影、口腔模型の採得など、矯正に必要な検査をおこないます。

04

治療計画のご共有

各種検査が終わった後は、その内容をかんがみて、歯科医師が治療計画を立てます。
治療計画を立て終わった後は、患者様に治療計画をご共有します。
もし内容にご不安がある場合は何度でもご相談ください。
また虫歯や歯周病の治療が必要な方は、検査後に治療を完了してから矯正治療に入ることになります。

05

治療

矯正治療に入ります。
治療の内容によって通っていただく頻度や期間は異なります。

06

保定期間

矯正期間が終わったら同じ期間だけ保定期間が必要です。
ワイヤー矯正ではマウスピースやリテーナーを、マウスピース矯正では最後に使ったマウスピースを使って保定をおこないます。

矯正歯科に関するQ&A

差し歯があるのですが、矯正はできますか?

差し歯でも歯根は自分のものですから矯正治療は可能です。
矯正ができないのは、歯周病がひどい場合と歯がない場合です。
歯の根とそれを包む骨があれば、ほとんどの場合矯正治療は可能です。

大人も矯正できますか?

大人でも歯を動かすことができるので治療は十分可能です。
ただし、歯がなくなっていたり、歯周病になっている方などは、稀に矯正治療が適応できない場合があります。

矯正治療に痛みはありますか?

歯を押して動かすため、何らかの形で痛みがあることが多いです。
ワイヤー矯正と比較して、マウスピース矯正ではかなり痛みが軽減されたといわれています。

期間はどのくらいですか?

その方の口腔内の状況によって数か月から、数年程度の時間がかかります。
顎の矯正を含む小児期からの矯正はもう少し時間がかかることもあります。

子供は何歳から矯正できますか?

お子様は永久歯列への交換が始まる7~8歳の頃から矯正治療が可能です。
急ぐ必要はありませんが、この時期しかおこなえない治療があることも確かです。

保定期間とは何ですか?

保定期間とは、歯が理想の位置まで動いた後、その場所に固定されるまでの期間をいいます。
マウスピース矯正では最後に使ったマウスピースを、ワイヤー矯正ではリテーナーなどを使用します。

矯正期間中の歯ブラシの仕方を教えて欲しいです。

ワイヤー矯正の場合もマウスピース矯正の場合も、歯の上にはブラケットやアタッチメントといった器具がついています。
この周辺はとても汚れがたまりやすいため、ワンタフトという頭の小さい歯ブラシを利用して歯磨きをおこないましょう。

マウスピースをつけ忘れるとどのようなことが起こるのですか?

マウスピース矯正は、一度に数十枚のマウスピースを作製し、付け替えていくことで歯を動かします。
そのため、このシミュレーションからずれてしまうと元に戻すことが難しいケースもあります。
1日以上のつけ忘れを起こしてしまった場合は、歯科医師にすぐ相談しましょう。

後戻りとは何ですか?

後戻りとは歯が一定の位置に動いた後、また元に戻ってしまう現象です。
保定期間という、歯をその場に固定するための期間をきちんと過ごさないと、この後戻りが起こりやすくなってしまいます。

何のために矯正をするのでしょうか?

矯正治療は審美的な面ばかりが強調される傾向がありますが、健康面での改善もとても大きいです。
矯正治療をして偏頭痛が治った、肩こりがよくなったという患者さんも実際にいらっしゃいます。
歯がなくなってから総義歯を作るのではなく、歯が健康なうちに矯正歯科で長く使える歯並びを手に入れましょう。

著者 Writer

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澤田 光弘

COLUMN

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