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矯正
治療前
治療後
| ご相談内容 | 「前歯が突き出ている。横顔をきれいにするために、歯を抜く矯正治療をしたい」とご相談いただきました。 |
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| カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、上下顎の位置は正常であるものの、上下前歯が前に傾いている「上下顎前突」が認められました。 とくに、上の前歯が大きく傾いているため口が閉じにくく、閉じた際には口元が前に突出する、いわゆる「口ゴボ」と呼ばれる状態でした。 口ゴボは口が開いたままになりがちで、口腔内が乾きやすくなる傾向があります。 お口の中の乾燥は、唾液の分泌量が減少し細菌が増えやすい環境になるため、歯周病や虫歯のリスクが高まります。 以上のことから、口の閉じにくさや横顔の見た目を改善するには、前歯を後退させる矯正治療が必要であると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 一般的に、鼻先と顎先を結ぶ「Eライン」から唇がはみ出ていない状態が美しい横顔とされ、この状態を目指すことで自然と口も閉じやすくなります。 そのため、上下左右の歯（第1小臼歯）を抜歯し、前歯を後退させるスペースを確保したうえで矯正治療を行うことを提案し、同意いただきました。 治療の際は、上下左右の計4本を抜歯したあとに、上下の歯の表面に接着した器具にワイヤーを通して歯並びを整える「マルチブラケット装置」を取り付けました。 併せて、上の歯茎には矯正治療用の小さなネジ「アンカースクリュー」を3本埋め込んでいます。 通常、マルチブラケット装置のみでの矯正治療では、前歯を後方に引っ張る際に固定源となる奥歯が前方に移動してしまい、抜歯でできたスペースが減って前歯を期待通りに下げられない場合があります。 しかし、今回はアンカースクリューを固定源とすることで奥歯が移動するのを防げるため、抜歯スペースを最大限活用して前歯をしっかりと後方に移動させ、突出した口元や横顔の見た目をより効果的に改善していきました。 矯正治療終了後は、正しく並んだ歯がもとの位置に戻るのを防ぐための「保定装置」を装着していただき、整えた歯並びの維持に努めています。 |
| 治療期間の目安 | 矯正期間 1年7ヶ月 |
| 治療費総額の目安 | 約950,000円 （検査代や月々の調整料、リテーナー代等を含む） |
| この治療のリスクについて | ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります ・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します ・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります ・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります |
| 担当歯科医師名 | 金田叔朗 |
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