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矯正
治療前
治療後
ご相談内容 | 「出っ歯が気になるので治したい」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、上の前歯が前方に突き出している「上顎前突」、いわゆる出っ歯の状態であり、笑った際に歯茎が目立つ「ガミースマイル」も認められました。 ガミースマイルは歯茎が強調されるため、コンプレックスを抱いてしまう方が少なくありません。たとえば、会話や食事の際に口元を隠す癖がついたり、口を開けて笑うことができなくなったり、ガミースマイルを隠したいあまり日常生活に支障が出るケースもあります。 さらに、上下の歯を噛み合わせた際に歯並びの中心がずれていることも確認されたため、これらの問題を改善するためには、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療が必要であると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 歯並びと噛み合わせを整えるための方法として、以下の手順で行う治療を提案し、同意いただきました。 1.上左右の第1小臼歯、下左右の第2小臼歯を抜き、歯が正しい位置に並ぶためのスペースを確保します。 2.上下の歯の表面に「ブラケット」と呼ばれるボタン状の装置を装着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット矯正」を行います。これにより、前歯を後方に移動させ、出っ歯、ガミースマイル、噛み合わせのずれを調整します。また矯正用の小さなネジ「アンカースクリュー」も併用し、より効率的に歯を動かします。 まずは抜歯を行ってからマルチブラケット装置を装着し、アンカースクリューを顎の骨に埋め込みました。この方法であれば、抜歯で確保したスペースを有効活用し、前歯を後方へ引っ張る力をしっかりと加えることが可能です。 その後は定期的に装置を調整しながら、歯を適切な位置へと移動させていきました。 歯の移動が完了したあとは、歯並びが元に戻るのを防ぐための装置「リテーナー」を使用していただき、治療を終了しています。 |
治療期間の目安 | 1年6ヶ月 |
治療費総額の目安 | 約950,000円 (検査代や月々の調整料、リテーナー代等を含む) |
この治療のリスクについて | ・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります ・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します ・治療中、発音しにくい場合があります ・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります ・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります |
担当歯科医師名 | 金田叔朗 |